ふるさと納税の仕組みとやり方 ポイント禁止10月から ワンストップ特例についても

ふるさと納税は、自分が選んだ全国の都道府県・市町村にお金を寄付できる制度です
自己負担額2,000円で寄付金額に応じた返礼品を受け取ることができます!
また、ふるさと納税をすればポイントがもらえるサイトでは、返礼品とポイント還元で2度おいしい制度でした
ですが、2025年10月から、ふるさと納税でポイント還元が受けられなくなります!
ポイント還元が廃止されるまえに、ふるさと納税しましょう
この記事を読めば、ふるさと納税の基本、改正のポイント、賢く活用する方法がわかります!最大限お得に利用するためのヒントをチェックしましょう!
ふるさと納税とは
一言でいうと、「税金の前払い」です
私たちが1年間(1月~12月)でもらうお給料には住民税が課せられていて、自分が住んでいる自治体に住民税を払う必要があります1
ただ、ふるさと納税することで、自分が住んでいる自治体とは違う自治体に住民税を前払いしてるからその分は税金を安くしてあげましょうというのがふるさと納税です
ふるさと納税をすると税金を払いながら返礼品ももらえるのでお得ですよね!
3ステップでふるさと納税できる
大きく3つのステップでふるさと納税はできます
- 自治体に寄付する
全国の自治体(都道府県・市区町村)から好きな地域を選び、寄付を行います - 返礼品を受け取る
寄付額の30%以下の価値の特産品(食品・日用品など)を受け取れます - 税金の手続きを行う
手続きすると翌年の住民税2から、ふるさと納税した金額から2,000円を差し引いた金額が控除されます(例:ふるさと納税30,000円の場合、28,000円(=30,000-2,000円)が住民税が控除されます)
ふるさと納税のできる金額
ふるさと納税できる金額(控除上限)は決まっている?
ふるさと納税は「税金の前払い」とお伝えしましたが
「税金の前払い」の金額(控除額)には上限が定められていて、この上限を超えてふるさと納税しても税金を前払いしたことにならないので、シンプルに寄付したことになります
したがって、自分がふるさと納税できる金額(控除上限)を確認しておきましょう
ふるさと納税できる金額(控除上限)の確認方法
自分の控除上限は、控除上限額の早見表もしくはシミュレーターで確認しましょう!
シミュレーターは自分の年収、家族構成、扶養家族の有無、住宅ローン控除などの個人情報を入力して早見表よりも正確な上限額を算出してくれます
一方、早見表は個人情報の入力は不要で、自分の年収と家族構成から大まかな控除上限額を把握することが出来ます
個人情報の入力に抵抗がある人は、早見表を使って確認することをおすすめします!

めんたいこは早見表で控除上限を把握して、控除上限分を寄付しているよ!
大手サイトの早見表とシミュレーターの紹介
以下に大手ふるさと納税サイトの早見表またはシミュレータを紹介するので、一度ご自身の控除上限を確認してみましょう!
Amazonふるさと納税(早見表)
Amazonのふるさと納税サイトで公開されている早見表です
個人情報を入力したくない方や、サクッと確認したい方におすすめです
楽天ふるさと納税(かんたんシミュレーター)
楽天市場内の楽天ふるさと納税の中で提供されているシミュレーターです
タイトルをクリックすると以下の画面が出てくるのでSTEP01で年収※を入力、STEP02で家族構成を選んで、STEP03で子供の有無や人数を選択しましょう
※年収:税金や社会保険が差し引かれる前の額面(源泉徴収票では「支払金額」)
そうすると寄付限度額(目安)が計算されます!
詳細な情報は入力したくないけど、早見表より正確な控除上限を知りたい方におすすめです

ふるなび(本格シミュレーション)
大手ふるさと納税サイトのふるなびで提供されている本格シミュレーションです
年収、年齢、社会保険料等の金額、給与以外の所得、家族構成などの情報を入力し、より詳細な控除上限を算出したい方におすすめです
さとふる(詳細シミュレーション)
ふるなびのシミュレーションには及びませんが、さとふるもシミュレーションは提供しているので、さとふるにシミュレーション結果を登録したい方にはおすすめです
※いずれのサイトもあくまでシミュレーションであるため、控除上限ピッタリでふるさと納税したい方はご自身で計算するようにしましょう
実際にふるさと納税をやってみよう!
ふるさと納税のポータルサイトに登録
まずは、ふるさと納税のポータルサイトに登録しましょう
ポータルサイトが自治体と私たち寄付したい側を繋いでくれます
こだわりがないのであれば、以下から好みのサイトを選ぶことでよいと思います
すでにオンラインショッピングなどで利用しているサイトを選ぶと会員登録の手間がないのでスムーズです!
なお、管理の観点から一つのサイトでまとめてふるさと納税することをおすすめします
ふるさと納税サイトの紹介
ふるなび
ふるなびは、ふるさと納税で返礼品とポイント還元どちらも欲しい方におすすめです
特徴的なのは、ふるなびコインという独自のポイント制度を導入しており、AmazonギフトカードやPayPay残高、dポイント、楽天ポイントなどに交換できるところです


めんたいこは「ふるなび」でふるさと納税してるよ!
Amazonふるさと納税
Amazonの強みである配送網を活かした、最短翌日お届けが魅力ですね!
また、Amazon限定の返礼品として、Ankerの大容量モバイルバッテリーやAmazonスマイルロゴが入った波佐見焼マグカップなどはAmazonらしいですね!
Yahoo!ふるさと納税
PayPayユーザーやLYPプレミアム会員に関しては、現在最大10%のPayPayポイント(期間限定)が付与されるキャンペーン(2025年3月23日まで)が行われているので該当する方との相性はよさそうですね!
楽天ふるさと納税
楽天ふるさと納税に関しては、楽天カードユーザーにおすすめです
さとふる
さとふるは、さとふるマイポイントが付与され、PayPayポイントまたはAmazonギフトカードに交換することができます!
現在、キャンペーン(2025年3月23日)を実施しており、さとふるアプリを利用してふるさと納税すると合計最大59%のポイント還元が受けられるようです。
PayPayスクラッチの対象にもなっているので、PayPayユーザーにもおすすめです!
返礼品を選ぼう
寄付したい自治体や好きな食べ物などを検索して自由に返礼品を選びましょう
私が実際に選んでよかった返礼品も紹介してます!

ただし、選ぶ際には以下の2点を覚えておきましょう!
①についてはすでに説明した通りで、②はこの後説明するので確認してくださいね!
- ふるさと納税で控除を受けられる金額に限度がある
- 寄付先を5自治体以内にしないとワンストップ特例制度が使えない
【重要】ワンストップ特例の申請書を提出
ワンストップ特例の概要は以下のとおりです(2025年にふるさと納税した場合です)
- 1年間(1月~12月)までの寄付先が5自治体以内なら利用可能
- ワンストップ特例で確定申告が不要(確定申告義務のある人は除く)
- 2026年1月9日(金)までに寄付先に申請書が到着するように郵送提出
- 自治体が手続きをしてくれて翌年の住民税から控除されます
ちなみに、5自治体以内のなかであれば注文できる回数に制限はありません!
ワンストップ特例のやり方(書面申請の場合)
以下2点のセットを寄付した自治体数分の用意しましょう(5自治体にふるさと納税した場合は、5セット)
ポータルサイトで支払いする前に必ず、自治体から「ワンストップ特例申請書」送付を希望する旨をを選択してください!!
- ワンストップ特例申請書(寄付金税額控除に係る申告特例申請書)
- マイナンバーカード(表面と裏面)のコピー
ワンストップ特例申請書は、ふるさと納税の支払い時に「希望する」を選択していれば郵送されてくるので必ず郵便受けを確認してください。
マイナンバーをまだお持ちでないかは、この機会に発行することをおすすめします!
ふるさと納税した自治体から「寄付金受領証明書」と一緒に「ワンストップ特例申請書」と返送用の封筒が送られてきますので、返送用封筒に2点セットを入れて送り返しましょう!これをふるさと納税した自治体すべてに送付し手続き完了です!
損するかも?!注意点
ふるさと納税のポイント還元は2025年9月30日まで
冒頭にも触れたように、2025年10月1日以降のふるさと納税に対しては各ポータルサイトからポイント還元がされない方針が総務省から発表されています
つまり、ふるさと納税で返礼品もポイント還元をもらいたいなら
2025年分のふるさと納税は、できるだけ2025年9月30日までに済ましましょう!
マイナンバーカードは早めに取得しておきましょう
マイナンバーカードを持っていない方は、1か月以内にマイナンバーカードを取得しましょう
上述のポイント還元廃止やマイナ保険証の導入によって、マイナンバーカードの申請が増え、マイナンバーカードの取得までに時間を要する可能性があります
今この記事を見てるあなたは、ほかの人よりも早く動き出せるのでラッキーです!
まとめ
この記事ではふるさと納税について主に以下の3点をお伝えしました!
- ふるさと納税は「税金の前払い」で返礼品がもらえる制度
- ふるさと納税できる金額には上限がある
- ワンストップ特例申請をしよう
特にポイント還元が終了する2025年9月30日までにふるさと納税しておくことを強くおすすめします!

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